お問い合わせ・ご予約はこちら

0120-67-4193

お問い合わせフォーム

JR東船橋駅 南口前
定休日
日曜・月曜・祝日
元気堂の漢方薬通信

VOL.183 妊娠中のニキビ

Aさんは28才、妊娠4ヶ月。「妊娠してから、顎と口の周りにニキビができる。ニキビの色は紅色で、時々痒みを伴う。妊娠してから寝つきが悪い日があり、眠りも浅い。食後眠くなりやすい。やや軟便気味。舌質はやや紅。」といった症状でした。妊娠により肝血虚と脾失健運となり、血虚発熱、脾虚湿盛へと進展し、湿熱を生じ、その結果、ニキビが発生していると考えました。元々、妊娠を安定させる安胎の薬でもある当帰散を服用していただくことにして、スキンケアの指導もさせていただきました。

1ヶ月ほどで、ニキビが減少し、睡眠などの調子も良いようです。

現在も服用中ですが、ニキビは、ほとんど目立たなくなり、妊娠の状態も母子ともに順調で、あとは出産を待つばかりです。

ニキビは、皮膚科学では「尋常性痤瘡」、漢方では「粉刺(ふんし)」と称します。毛嚢と皮脂腺の慢性炎症による皮膚疾患の一つです。

皮脂過多や毛孔の角化などにより皮脂の分泌がスムーズに行われないと炎症を起こし、顔面をはじめ胸部、背部、肩部などに多く発症します。

漢方では、ニキビの色、形、好発部位、悪化条件、随伴症状などから、そのパターンを鑑別し、「風熱」「脾胃湿熱」「肝胆湿熱」「実寒」「肝気鬱結」「痰凝」「瘀血」「脾気虚」「陽虚」「陰虚」「陰虚火旺」「気血両虚」等々に分類し、更に症状、体質を分析して、治療方法や漢方処方を決定します。当薬局では、約八十種類ほどの薬方を使い分けていきます。複数のパターンが混在していることもあります。 皮膚疾患全般に言えることですが、患部症状をよく観察して漢方薬を決定することが治療の早道となります。

VOL.55 不妊

『中医症状鑑別診断学』によると、「妊娠適齢な女性が避妊を行わずに、結婚後3年以上妊娠しないこと」または、「過去に妊娠歴があって避妊せずに3年以上妊娠しないこと」を不妊(漢方では不孕(ふよう)といいます。)としています。前者を「原発性不孕」後者を「継発性不孕」といいます。 「30歳の女性。結婚して4年になるが、子供ができない。月経周期は安定しているが、月経痛が激しく、温めると楽になる。お腹や手足が冷える。ストレスも多く、疲れやすい。肩こり、腰痛もある。」とのお話でした。肝気鬱結証に陽虚証を兼ねてい […]

VOL.85 不妊 ~その4~

漢方では、「妊娠適齢な女性が避妊を行わずに、結婚後3年以上妊娠しないこと」または、「過去に妊娠歴があって避妊せずに3年以上妊娠しないこと」を不妊(漢方では不孕(ふよう)といいます。)としています。 実際のご相談の中では、このようなケースが多いのはもちろんですが、それ以外に「流産しやすい」といった方のご相談も多くみられます。 「流産」は漢方では、「堕胎」「小産」「滑胎」などと称し、西洋医学では、妊娠22週未満までに妊娠が継続できなくなることとされています。 その中で、胎児が子宮内で死亡してしまう流 […]

VOL.110 蕁麻疹

「31才のA子さん。2ヶ月ほど前から、首から下の全身に蕁麻疹が発症。痒みが強いため、血痂が多くみられる。夕方から夜にかけて症状が悪化しやすい。入浴中は楽になるが、入浴後は痒みが増す。疲れやすく、暑がりで手足がほてる。喉が渇いて冷たいものが好き。ストレスが多くイライラしやすい。肩こり、腰痛、目眩、立ちくらみあり。大便は3~5日に1行。抗アレルギー剤やステロイドを使用しているが、良くならない。」との事でした。 患部症状や体質などから、「肝陰虚火旺」から「血熱」を生じていると判断し、丹梔逍遥散を服用し […]

VOL.193 過敏性腸症候群(IBS)の漢方治療

日本消化器病学会ガイドラインによると、過敏性腸症候群(IBS)は、「お腹の痛みや調子がわるく、それと関連して便秘や下痢などのお通じの異常(排便回数や便の形の異常)が数ヵ月以上続く状態のときに最も考えられる病気です。」と記載されています。食べ物を消化・吸収し、不要なものを便として体の外に排泄するための腸の収縮運動や知覚機能は、脳と腸の間の情報交換により制御されています。この情報交換の信号が、過敏に強くなってしまうと、過敏性腸症候群(IBS)を引き起こします。 「34才のA子さん。数ヶ月前から、下痢 […]