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元気堂の漢方薬通信

VOL.188 男性不妊の漢方治療

西洋医学において、妊娠はするものの流産などを繰り返し、赤ちゃんが得られないことを不育症といいます。一方、漢方では、女性に原因がある不妊を「不孕」、男性に原因がある不妊を「不育」と称します。「不育」は、性機能障害、精子の異常、精液の異常、精液運輸障害の4つに分類されます。器質的異常の場合、漢方治療が難しい場合もありますが、性機能障害や精子の異常などは、漢方が有効な場合が多いです。

「38才のAさん。精子の運動率が低く、奇形率が高い。寒がりで排尿回数が多く、小便に勢いがない。肩こり、腰痛があり下肢がだるい。ストレスが多くイライラしやすい。お腹や脇が張りやすく、おならが多い。」などの症状でした。
肝鬱気滞証と腎陽虚証を兼ねていると考え、逍遙散と腎気丸を併用することにしました。腎精を増やすために瓊玉膏も用いました。服用後、2ヶ月ほどで、体調が良くなるとともに、運動率なども改善してきました。奥様には特に問題が無く、3ヶ月で自然妊娠。今は元気な女の子のお父さんです。

男性不妊の漢方治療では、特に腎、脾、肝の状態を重視し、その方の症状、体質から「腎陽虚証」「腎陰虚証」「肝気鬱結証」「痰湿証」「血瘀証」「脾気虚証」「気血両虚証」等々のパターンに分類し、更に分析して、処方を使い分けていきます。
ストレスや寝不足などが続いていても、精液の状態は悪くなります。検査の結果が悪くても、すぐに落ち込まず、体調を整えるように努力してみましょう。

VOL.212 冬の養生法

漢方の聖典の一つである『黄帝内経素問』の四気調神大論には、 「冬三月、此れを閉蔵と謂(い)う。水凍り、地裂ける。陽を擾(みだ)すことなかれ。」と書かれており、冬は、万物の機能が閉蔵し、寒さが強いため、人体の陽気の損傷に気をつける必要があることを説いています。 1.寒さ対策 『黄帝内経素問』の厥論には、「陽気は足の五指の表より起こり、陰脈なる者は、足下に集まりて足心に聚(あつ)まる。」と記されています。足には重要な三つの陽経の終点の経穴と三つの陰経の起点の経穴があります。漢方では、「寒従脚起」とい […]

VOL.193 過敏性腸症候群(IBS)の漢方治療

日本消化器病学会ガイドラインによると、過敏性腸症候群(IBS)は、「お腹の痛みや調子がわるく、それと関連して便秘や下痢などのお通じの異常(排便回数や便の形の異常)が数ヵ月以上続く状態のときに最も考えられる病気です。」と記載されています。食べ物を消化・吸収し、不要なものを便として体の外に排泄するための腸の収縮運動や知覚機能は、脳と腸の間の情報交換により制御されています。この情報交換の信号が、過敏に強くなってしまうと、過敏性腸症候群(IBS)を引き起こします。 「34才のA子さん。数ヶ月前から、下痢 […]

VOL.183 妊娠中のニキビ

Aさんは28才、妊娠4ヶ月。「妊娠してから、顎と口の周りにニキビができる。ニキビの色は紅色で、時々痒みを伴う。妊娠してから寝つきが悪い日があり、眠りも浅い。食後眠くなりやすい。やや軟便気味。舌質はやや紅。」といった症状でした。妊娠により肝血虚と脾失健運となり、血虚発熱、脾虚湿盛へと進展し、湿熱を生じ、その結果、ニキビが発生していると考えました。元々、妊娠を安定させる安胎の薬でもある当帰散を服用していただくことにして、スキンケアの指導もさせていただきました。 1ヶ月ほどで、ニキビが減少し、睡眠など […]

VOL.111 腰痛2

男性、50歳。 「数日前にぎっくり腰(急性腰痛症)になり、左腰部が引きつるように痛い。痛みは寒冷により悪化し、温めたり、入浴により軽減する。お仕事が忙しく、徹夜が続いたりする。7月にも発症したばかりで、ここ数年、年に1回程度発症する。疲れやすくストレスも多い。暑がりで寒がり。普段から肩こりや耳鳴がみられる。」とのこと。 過労やストレス、冷えが原因となり、『陽虚証』をひきおこしたと考え、桂枝加芍薬湯と腎気丸を併用していただくことにしました。10日後来局し、「数日間服用すると、痛みがなくなった。」と […]