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元気堂の漢方薬通信

VOL.64 アトピー性皮膚炎~その5~

 「アトピー性皮膚炎」は、当薬局でも御相談が多い疾患の一つです。漢方では、
「浸淫瘡」「血風瘡」「四弯風」「旋耳瘡」「異位性皮膚炎」「遺伝過敏性皮炎」「変 位性皮膚炎」等と称しますが、発生頻度は日本の方が高いようです。
「3歳の男の子。皮膚全体が淡紅色~淡褐色、掻くとジュクジュクする。汗を かくと痒みが増す、食が細く好き嫌いが多い。お菓子やジュース類が好き。やや 軟便気味。病院では、抗アレルギーの飲み薬とステロイドの塗り薬を処方されて いるが、一進一退。」との事でした。胃腸が弱く消化能力が十分でないためアレ ルギーを引き起こしやすい「脾虚生湿証」タイプと判断し、参苓白朮散を服用し てもらいました。30日ほどで効果が見え始め、その後ほとんど症状がなくなり、 塗り薬等も使わなくてよくなりました。食欲も有り、元気そうです。

 幼児期のアトピー性皮膚炎はこのような「脾虚」タイプが多く見られます。食 べ物の影響も多く、便秘気味や下痢気味のお子さんも多いです。漢方では、消化 機能を調えることにより、皮膚症状を改善させます。一方、中高生~成人になる と、ストレスによって悪化する「肝気鬱結」タイプや睡眠不足、過労などにより 悪化する「血虚」や「陰虚火旺」タイプが多いように思われます。

 漢方ではアトピー性皮膚炎を、「風熱証」「風湿証」「湿熱証」「風湿熱証」「燥 熱証」「血熱証」「脾気虚証」「脾虚生湿証」「気血両虚証」「血虚風燥証」「陰虚証」
「肝気欝結証」「血?証」などのタイプに分類し、約八十種類ほどの処方を使い 分けていきます。漢方治療のために一番重要なことは、皮膚症状や個々の体質を きちんと判断して的確な漢方薬をセレクトすることです。

VOL.84 アトピー性皮膚炎 ~その7~

アトピー性皮膚炎は、当薬局で、最もご相談の多い疾患です。 中国の古典に於いて「浸淫瘡」「血風瘡」「四弯風」「旋耳瘡」等、アトピー性皮膚炎と思われる記載がありますが、中国よりも日本の方が発生頻度が高いようです。そのためか、中医皮膚科の書籍では、「異位性皮膚炎」「遺伝過敏性皮炎」「変位性皮膚炎」等として記載されていますが、あまり詳細ではないようです。 「25才のA子さん。幼少期よりアトピー性皮膚炎。断続的にステロイド軟膏にて治療している。全身にわたり皮膚暗褐色~濃紅色で乾燥、痒みが甚だしい。患部は肥 […]

VOL.140 アトピー性皮膚炎 ~その18~

「20才のA君。3才くらいからアトピー性皮膚炎と診断され、ステロイド軟膏にて治療したり、遠方まで通って漢方薬を服用したりしていた。 一年ほど前から、顔(特に目や口の周囲)や首、肘の裏を中心に、紅斑、鱗屑がみられ、乾燥し痒みが甚だしい。入浴後、疲労、睡眠不足などで悪化しやすく、起床時は比較的軽く、夕方にひどくなりやすい。便秘はなく普段からやや軟便気味。」との事でした。 患部症状や体質などから、「脾気虚」に「陰血不足」を兼ねていると考え、参苓白朮散と杞菊地黄丸を服用していただくことにして、スキンケア […]

VOL.207 ストレスと耳鳴

耳鳴とは 外界に音がないのに、耳の中が鳴っていると自覚するもので、難聴を伴う場合が多くみられます。耳鳴には、当人だけに聞こえる自覚的耳鳴と、増幅すれば他人にも聞こえる他覚的耳鳴とがあります。耳鳴のほとんどは自覚的耳鳴であり、単に耳鳴といった場合にはこの自覚的耳鳴のことを言います。 漢方では、耳鳴は、肝胆、脾胃、腎の不調と関係が深いと考えられており、ストレスなどによる「肝気鬱結」「肝火上炎」「心胆虚怯」、飲食の不摂生などによる「痰濁上擾」、胃腸が弱いことによる「清陽不昇」、過労や老化などによる「気 […]

VOL.66 花粉症~その5~

花粉症(アレルギー性鼻炎)は漢方では、「鼻きゅう」といい、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、涙目、目や喉の痒み等を共通の主症状としますが、まず、それ以外に付随する症状から、病態の分類を行います。漢方薬は個々の症状、体質に合わせて服用しないと効果がありません。「花粉症には、○○湯。」と決めつけず、他の疾患と同様、きちんと漢方的に分類する事が、治療する上で最も重要となります。 外部からの刺激が主な原因である「風寒」「中風」「風温」「風湿」、ストレスが関与する「肝気鬱結」「肝鬱化火」、身体の水分や血液の流れが […]